中判よ! 再び!
とうとう踏み入れてはいけない!?領域に足を踏み入れてしまいました。(汗)
延ばし延ばしになっていた記事をようやくアップすることができました。昨年の11月末頃だったでしょうか。「バケペン」ことペンタックス67Ⅱを購入しました(もちろん中古です)。すでにもうじき半年を迎えようとしていますが、今現在まで撮影したフィルムは6本。そしてまだ撮影中の7本目が本体に入っているという状態です。
体力の衰えとともにその重さに絶えかねそれまでずっと使い続けてきた中判カメラ一式(マミヤ645proTL、マミヤ7)を一時はすべて売却しデジタルへと完全移行したのですが、ここ最近はデジタルで撮影してもマンネリ化するばかりでなかなかモチベーションが上がらず、結果としてその代償に機材の散材を繰り返してきてばかりいました。ここでその状況を脱却しないとデジタルなんて日進月歩の世界で進化しているわけですからその度に買い替えを繰り返してはいつかは金銭面で経済的な行き詰まりが起こるであろう事は想像がつきます。そうなってしまっては元も子もないのでここでもう一度フィルム回帰をしようと決意しました。
そうは言ってももう一度システムを組み直し新たに購入するわけですからある程度最初の投資は高くても仕方がありませんが、デジタルと違い一度購入してしまえばこの先撮影不能となるまではかなり長いスパンで使い続けることができます。懸念される事といえばフィルム自体の供給が今後心配される位で私的にはほかにデメリットとして感じる部分はほとんどないのです。
定期的なHDDの更新やバックアップの煩わしさから少しは開放されたいという思いと、撮った記録は目に見えないいつ無くなってしまうかわからないデータではなく、形のある物として原板を残したいという思いがよりはっきりしてきたんだろうと思います。
そんなわけで今回選んだのがペンタックス67Ⅱなんですが、購入動機はどうせフィルム回帰して撮るのだからなるべく大きいフォーマットで撮りたかったのと、今後もメインの撮影対象が鉄道撮影になると思うので少しでも速いシャッタースピードで切れるカメラが欲しかったわけです。中判カメラのほとんどが一番早いシャッタースピードって恐らく1/1000秒でしょう。
645でしたら当たり前ですが、現存する67となるとペンタックス67Ⅱ(6×7、67も)しかありません。そう、ペンタックス67Ⅱは唯一1/1000秒のシャッタースピードが切れる中判カメラで最大のフォーマットを持つカメラということになります。
ということで選択肢はペンタックス67Ⅱ以外にありませんでした。あの大きな横走りフォーカルプレーンシャッターを高速で切れるようにした技術、並ならぬ苦労さが伝わってきます。
それから本体とともに今現在まで買い揃えたレンズは
smc PENTAX67 55mmF4
smc PENTAX67 200mmF4
smc PENTAX67 300mmF4
の3本です。ペンタックス67にも55-100mm、90-180mmというズームレンズがあるのですが、こちらは割高な上、開放F値も暗いので購入対象にはしていません。やっぱり中判はあえて単焦点で撮りたいものです。
冒頭にも述べましたが購入し使い続けてもうすぐ半年を迎えようとしています。この間撮ってきて色々と感じてきた事などを今後アップしていく予定です。
これからはデジタルもサブとして併用していく(2台同時持ち出し撮影)ので衰えた体力は気力で頑張りたいと思います。(汗)
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